こどもみらい住宅支援
2022.03.07
こどもみらい住宅支援事業について(リフォーム)
こどもみらい支援事業(リフォーム)について
こどもみらい支援事業というものが始まります。
これから、家を建てる方、買う方、リフォームを考えている方もお得な制度なので、ぜひご利用を検討してみてください。
① こどもみらい支援とは?
簡単に言えば、”若い人が家を建てるなら、補助金だすよ”、”断熱・省エネリフォームなら、若くなくても補助金だすよ”
という制度です。
昔は、”住宅ポイント”に始まり、昨年は”グリーン住宅ポイント”の名目で行われていました。
周りで家を建てた方に聞けば、利用した人も多いかと思います。
ただ、今回は今までといくつか違う点があります。
勉強不足の工務店さん等だと”貰えると聞いていて契約したのに、貰えなかった!!”という事も充分にあり得る制度なので気を付けましょう。
② 今までの制度との違い
では、過去の制度との違いはというと
・施工事業者が事前に登録し、かつ、申請も行わなければならない。
・以前の制度では、ポイントというものがあり、それを施主がエアコンや家電製品等に交換していたが、今回は全て工事代金にあてられる。
(施工業者に直接振り込まれる)
という点が、大きく異なる点です。
③どのような工事が対象か?
今回は、リフォームについてまとめていますので、新築の方は、以前の記事を参考にしてみてください。
(1) 開口部の断熱改修…サッシのガラス交換、内窓取付、窓の交換、玄関ドアや勝手口ドアの交換
(補助金額は、窓の大きさにより異なります)
(2)壁、天井、床の断熱性能をよくする。
(補助金額は、使う断熱材の量と性能により異なります。)
(3)エコ設備の設置
太陽光を利用するもの(発電等)、節水型トイレ、お風呂の高断熱浴槽、給湯器(エコキュート、エコジョーズ、エコフィール、ハイブリット型)節水型水栓
(補助金は取り付けるものにより異なります。)
重要:上記(1)~(3)の工事補助金を受けられる場合のみ、下記の(4)~(8)の項目で補助金をもらうことができます。
(4)住宅設備の改修
ビルトイン食器洗機、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機、宅配ボックス
(補助金額は、各工事で異なります。)
(5)耐震改修
1981年5月31日以前の着工であることが大条件です。
補助金額15万円
(6)バリアフリー工事
手すりの設置、段差解消、廊下幅等の拡張、ホームエレベーターの新設、衝撃緩和畳の設置
(補助金額は、各工事で異なります。)
(7) 空気清浄機能・換気機能付きエアコン
エアコンの冷房能力により補助金は異なります。
(8)リフォーム瑕疵保険等への加入
決められた保証期間との契約で7,000円
重要:(1)~(8)の補助金の合計が5万円以上ないと補助金を受けられません。
また、上記の全ての製品について、事務局が指定したものでないと補助金を受けられないと思っておいた方が良いです。
⑤いくらまで受けられるのか?
補助金には、下限もありますが、上限もあります。それが
・子育て世代、若者世代で中古住宅を購入してリフォームするとき
…60万円
・子育て世代、若者世代で、今住んでいる家をリフォームするとき
…45万円
・その他の世代で、中古住宅(安心R付)を購入してリフォームするとき
…45万円
・その他の世代で、今住んでいる家をリフォームするとき
…30万円
となります。
⑥期間は?
※但し、予算がなくなり次第終了
2023年5月31日までに工事完了
が条件となります。
契約期間に関しては、公式では10月31日までとなっていますが、申請にかかる時間を考慮すると9月30日までが無難かと考え、そのように記載しました。
⑦まとめ
こどもみらい住宅支援事業は、予算が前回の半分程度と少なくなっているため、混乱が予想されます。
利用を考えている方は、早めに工事を決断した方がよさそうです。
2022.03.02
こどもみらい住宅支援事業について(新築)
本日、こどもみらい住宅支援事業の事業者登録を行いました。
まだ、あまり聞きなれない名前だと思いますが、これから家を建てる方には吉報となりますのでご参考ください。
※2022年3月2日現在、発表されている情報ですので今後変更される可能性があります。また、私の知識不足により間違えている可能性がありますので、詳しくはこちらのサイトをご確認ください。
こどもみらい支援事業【公式】
①こどもみらい支援事業とは?
そもそも、こどもみらい支援事業とは何なのでしょうか?
簡単に言えば、”若い人が家を建てるなら、補助金だすよ”、”断熱リフォームなら、若くなくても補助金だすよ”
という制度です。
昔は、”住宅ポイント”に始まり、昨年は”グリーン住宅ポイント”の名目で行われていました。
周りで家を建てた方に聞けば、利用した人も多いかと思います。
ただ、今回は今までといくつか違う点があります。
勉強不足の工務店さん等だと”貰えると聞いていて契約したのに、貰えなかった!!”という事も充分にあり得る制度なので気を付けましょう。
②過去の制度との違い
では、何が今までと異なるかというと大きく2点異なる点があります。
・事業者が事前に登録を行わなければならない。
今までは、どの業者でもお客様がついてから申し込むという流れでしたが、今回は事前に業者登録が必要となっています。
そのため、事業者登録を行っていないのに、この制度の名前だけを知っている人だと、いざ補助金申請をしようとしたときに却下される可能性があります。
・ポイントではなく補助金
今回はポイントというものがありません。
また、補助金は登録業者に支払われます。
つまり、この補助金で家電を揃えよう、とか、家具を買おうというのはできません。
もっとも、家具家電付き住宅です!と、うたっている会社の場合はグレーかとは思いますが…
なにせ工事代金に補填される補助金だと思ってください。
・補助金申請は登録事業者が行う
今までは、基本的に施主自ら申請を行うけれど、業者さんが代行してもいいですよ。
というスタンスの申請でした。
しかし、今回は登録事業者自ら申請を行わなければなりません。
お客様、審査する側は、かなり楽になると思います。
③どんな家や工事に、いくら支払われるのか?
A:ZEH住宅:100万円
B:高い省エネ性能等を有する住宅:80万円
C:一定の省エネ性能を有する住宅:60万円
となります。わかりにくいですよね?
かなりザックリいうと
A:ZEH住宅→断熱性能が高くて、太陽光パネルも載せてる住宅
B:高い省エネ性能等を有する住宅→高断熱を売りにしてる会社は大体このクラスです。うちも、このクラスを標準にしています。
基本的に、太陽光パネルが無ければ、断熱性能がいくら高くてもここです。
C:一定の省エネ性能を有する住宅→この性能を満たしてない家は、性能満たしていませんよっていう告知義務が現在あります。
ですから、補助金は使えないけど省エネ性能はあるよ、だけ伝えてくる業者は要注意です。(事前に登録できなかっただけの可能性はありますが、その場合は説明時に伝えてくると思います。)
少々、おかしいところはありますが大体こんな感じでイメージしてもらえれば大丈夫だと思います。
④いつから開始?
ザックリいうと3月下旬からが一つの目処になります。
業者との契約は、2021年11月26日~になりますので焦らなくてもよいのですが、
着工は、事業者登録が完了してからなので、焦って着工るのはやめましょう。
また、交付申請の予約は
2022年9月30日まで
なのでこちらは要注意です!
まとめ
個人的に、今回のこどもみらい支援事業は、今までの反省点が生かされたシンプルな制度だと感じました。
実際、貰えると思ったら貰えなかったり、審査機関がパンクを起こしたり、というのが今までの住宅ポイント制度だったからです。
また、最近の原価上昇も考えればやはり補助金という形は正解かなと思います。
ただ、原価上昇が激しすぎてその補助額では追い付かず、補助金はグレードアップに使うというのは多分難しいと思います。
また、進展がありましたらアップしていきますので、よろしくお願い致します。