いろどりブログ

2023年05月

2023.05.16

新築とリノベーションのメリット・デメリット

 

新しい家を建てるか、古い家をリノベーションするか、どちらが良いのでしょうか?この記事では、新築とリノベーションそれぞれのメリットとデメリットについて考えていきます。

新築にするかリノベーションにするかに関しては一長一短があり、自分のこだわりたいところが何なのかはっきりさせておくと良いでしょう。

新築のメリット

 新築のメリットは、自分たちの理想の家を建てることができるということです。広々としたリビングルームや多くの寝室、特に吹き抜けや外観に関してはやはりリノベーションでは難しいものがあります。また、耐震性や断熱性にも法律以上に高い数値にしたい場合は、新築の方が向いています。

新築のデメリット 

一方で、新築住宅を建てるには、多額の費用がかかります。建設費用が高額なため、予算に余裕がない場合は、住宅設備のグレードを下げたり、職場から遠くに住むなども妥協が必要になる場合があります。

 総じて、新築住宅は、自分たちの理想の住まいを実現するためには魅力的な選択肢です。ただし、高額な建設費用やトラブルに備えた十分な費用計画が必要となるため、計画的に進めることが重要です。

 

リノベーションのメリット

 リノベーションには、数多くのメリットがあります。例えば、古い家を新しく生まれ変わらせることができ、家の価値を高めることができます。また、建物の構造自体は残しつつ、内装や設備をアップデートすることができるため、予算の範囲内で自分たち好みの家を作ることができます。

初期投資が抑えられるので、土地の場所に関して選びやすかったり、こだわりのキッチンを入れることなどが出来ます。

さらに、リノベーションによって、家の使い方を変えることができます。例えば、小さな部屋を一つ減らして、広々としたリビングスペースを作ることができます。また、家族が増えた場合には、増築することもできます。これらのメリットは、リノベーションを検討する際に非常に魅力的です。

 リノベーションのデメリット

しかしながら、リノベーションにはデメリットもあります。例えば、古い家は耐震性や断熱性に劣るため、改修が必要になることもあります。また、建築基準法が変更された場合、改修が必要になることもあります。これらの問題に対処するためには、リノベーションを行う前に、専門家に相談することが重要です。専門家は、建物の状態や必要な改修の範囲を評価し、適切なアドバイスを提供してくれます。

 総じて、リノベーションには、多くのメリットがありますが、デメリットもあることを忘れてはなりません。リノベーションを行う前に、リスクを十分に認識し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

 

総合的な比較

 新築とリノベーションを総合的に比較すると、新築の方が思い通りにしやすいというメリットがあります。しかし、リノベーションにはそれに対してのメリットがあります。

例えば、リノベーションは古い建物を再生させることができるため、歴史的な価値を持つ家や、地域に根付いた伝統的な家屋などの保存にも繋がります。また、新築にはない味わいや風格があるため、オリジナルな家を持ちたい人にとって魅力的な選択肢となっています。

また、リノベーションは新築よりも、より自分らしい内装に踏み切りやすいというメリットがあります。(新築だとためらってしまう色でも、リノベだと使えたり)

予算の問題や立地条件の問題がある場合にも選択肢としてお勧めです。そのため、様々な観点から新築とリノベーションを検討することが重要です。

 

新築とリノベーションそれぞれにメリットとデメリットがありますが、自分たちの予算や希望に合わせて選ぶことが大切です。新築は、希望通りに設計できることや、建物自体が新しいため、メンテナンスの必要が少ないことがメリットです。しかし、建設費用が高額になる場合があることや、土地の取得が必要なことがデメリットです。

 

一方、リノベーションは、古い建物をリフォームすることで、住み心地の良い空間を手に入れることができます。また、建物自体がある程度の歴史を持っていることで、個性的なデザインに仕上げることも可能です。しかし、建物の老朽化や地震などの災害に備えるためには、定期的なメンテナンスや補修が必要になることがあります。また、リノベーションにかかる費用は、新築よりも高額になる場合があることも事実です。自分たちのライフスタイルと予算を落ち着いて考えてみつ必要があるかもしれませんね。

2023.05.11

年収315万円で家を持つ方法

 石川県で20代前半の方の平均年収は315万円程度と言われています。

年収315万円で家を持つにはどのようにすればいいでしょうか?

まずは、住宅ローンで借りられる金額を計算してみましょう。

基本的に住宅ローンで借りられる金額は、年収の7倍と言われています。

つまり、

315万円×7倍=2205万円

が借りられる限界となります。

では、2205万円で家を持とうと思うとどのような選択肢になるでしょうか?

まず思い浮かぶのは

・新築の場合

新築をどうしても建てたい!となった場合、基本的に諸経費として120万円はかかります。(”土地の費用”・”土地仲介手数料”・”上下水道引込費用”等を除いた金額)

つまり建物+建物にかけられるお金は、2205万円-120万円=2085万円

正直なところ外構(駐車場等)を含めた建物の金額は、30坪程度で2000万円(税込)程度かかるのが、石川県では一般的です。

(これより安いところは、あまり信用しない方がいいかも…)

結論とすれば、年収315万円の方は、100万円以下の土地を探す、土地を親からもらえる、田舎の方で土地がただ同然で手に入るという、ほぼ不可能な次元で土地を探す必要があります。

はっきり言ってしまえば、現実的ではありません。奥様が仕事を再開して世帯年収がグッと増えるのを待つ方が現実的です。

とは言え、家が必要なのは今ではないでしょうか?

子供が小さく、育つ環境も整えてあげたいと思うのが、親心だと思います。

そこで、提案したいのが

・中古住宅+リノベーションの場合

まず、住宅ローンですが、基本的に借りられる金額は新築と同じ程度になります。

そして諸経費ですが、登記回数が少なかったりするので100万円程度で済みます。

となると、中古物件+リノベーションに使える費用=2205万円-100万円=2105万円

そして、リノベーションの金額ですが、坪28.8万円(税込)(当社の場合)でフルリノベーションが出来るので

リノベーションに使う費用:35坪程度の家ならば、35坪×28.8万円=1008万円

中古物件に回せる費用:2105万円-1008万円=1097万円

となります。

金沢市内だとこの金額で物件を探すのは難しいですが、少し郊外へ行けばすぐに見つかる金額です。

さらにどうしても金沢市内にこだわるのであれば、リノベーションに回す金額を減らして中古物件に回す金額を増やすのもありです。

実際、建ってから10年以下の物件であれば、300万円もかければ充分でしょうし、古くてもとりあえずリビングと水廻りだけ、工事しておくという方も多くいらっしゃいます。

個人的には、世帯年収500万円以下の方には、中古住宅+リノベーションをお勧めしています。