いろどりブログ

2022.04.09

家づくりで失敗しないために…営業担当

 

家づくりで失敗したくありませんよね。

そのためには、まず住宅会社選びが重要になってきます。

でも、正直なところ、どの会社も同じように見えてしまい、結局金額でという方も少なくありません。

しかし、住宅会社を選らぶ際に次の3つの質問をしてみてください。

少なくともその会社の技術力はわかるかと思います。

①外壁の下の板金と外壁の間に隙間があるのは、塞げませんか?

良い回答:この部分は、外壁の中に空気を通すためにどうしても必要なんです。もし、塞いでしますと建物や外壁がすぐに傷んでしまいますよ

悪い回答:気密を上げるために塞ぎましょう。

解説

外壁と基礎の間には、水切りと呼ばれる板金がつきます。

なんのために必要かというと、外壁の端と基礎をくっつけないため、また、外壁と柱の間に空気を流すために設けます。

外壁と柱の間に空気が流れないと外壁はあっという間にぼろぼろになっていきます。

柱の痛みも早いです。

ちなみに高気密と呼ばれるのは、内壁の中での話で外壁側にそれを求めるのは間違いです。

②1階の家の角を窓にできませんか?

良い回答:家が弱くなるのでやめておきませんか?

悪い回答:開放感が出るのでいいですねぇ!

解説

家の角は構造耐力上、非常に重要な部分です。

正直に言えば、この部部に耐力壁(スジカイ等)が無くても確認申請で求められている構造耐力を確保することができます。

しかし、熊本地震の際に倒壊した家の多くが角に耐力壁がない家でした。(これらの家は、確認申請が通っていました。)

例えば、独自工法により可能です。とか、許容応力度計算(複雑な構造計算)を行った結果、大丈夫でした。という回答ならばまだしも、なんの根拠もなく、”大丈夫です”という回答は無責任かと思います。

(デザイン重視の住宅会社や施工を工務店に丸投げの設計事務所では、簡単に大丈夫と言ってしまうようです。)

③収納の内側の幅ってどれだけですか?

良い回答:その場で計算。かつ、何を置かれるのですか?

悪い回答:設計士に聞いてみます。

解説

室内の幅は、基本的に柱の太さと下地の厚みで決まります。

例えば、柱の太さが105mm、壁の下地が12.5mmのプラスターボード1枚、図面の寸法が910であった場合

910(寸法)-52.5(柱の半分)-12.5(下地)-12.5(下地)-52.5(柱の半分)=780mm

となります。

簡単な引き算なのですが、自社の仕様材料や工法を理解していないと答えられません。

以外にこれを理解していない人が多いので、一番効果的かも知れません。

但し、実際は壁紙の厚み2mm程度や、床にものを置く場合は、巾木の厚み6mm×2も考慮する必要があります。

ですから、何故それを聞くのか聞き返してくるのがベテランの反応かと思います。

まとめ

住宅業界に携わっていれば応えられて当然なのですが、意外と理解していない人も多い事柄です。

この質問では、知識量しか測れませんし、人柄は度返しの質問です。

自分と感覚が合うという事であったら、別段気にしないでもいいかもしれません。(バックアップ体制が整っていれば)

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