フロア

2022.03.09

クッションフロアーの上貼

 先日、クッションフロアーの上貼を行いました。

その内容について詳しく解説していきます。

①床の表面が剝がれたときはどうすればいい?

上の写真のように床の表面がはがれたので、修理してほしい、という依頼で今回の工事を行いました。

お客様は、最初、床を張り替えるのかと思い10万円を超える工事を想定していたようです。

床の表面だけの修理であれば、

a 床を剥がして、貼りなおす。

b 床の上から、フローリング材を増し張りする。

c 床の上から、クッションフロアやフロアタイルを張る。

の3パターンが考えられます。

それぞれ解説していくと

a 床を剥がして、貼りなおす。…費用:大 巾木(床と壁の間の木)や壁の一部も壊す必要が出てきて最悪クロスの貼替も必要。

b 床の上から、フローリング材を増し張りする。…費用:中 12mmの段差が生じる。扉をカットする必要が出てきた場合、費用:大になる。

c 床の上から、クッションフロアーやフロアタイルを張る。…費用:小 クッションフロアやフロアタイルは厚み3mm程度なので、段差はほぼ気にならない。

これらを説明したところ、cのクッションフロアを上貼することになりました。

②施工期間・施工方法

今回は、金額が思ったより安かったので、3帖と6帖の部屋の2部屋分の工事を請け負いました。

施工期間は半日で終了。

施工の流れは

①床の表面の浮いている部分を剥がす。

②剥がした部分にパテをする。

③ボンドを塗布

④クッションフロアーを貼る

内容は至ってシンプルです。

出来れば、貼ってから一日放置した方が、ボンドが乾いて、物を移動したときに歪みにくくなります。

(ちゃんと持ち上げて移動すればそれほど不安はありません。)

③どんな柄がいいのか?

貼り終わったものが上のものになります。

水廻りなどによく使われる柄ですが、部屋が3帖と狭いこともあり、オリエンタルな感じで仕上がりました。

いい感じです。

6帖の方は画像がありませんが、白っぽいフロア柄です。

現在は、印刷技術が進み、パッと見た感じフロアかクッションフロアかわからなくなってきました。

ですから、よほど木にこだわらない限りはリフォームの時はクッションフロアで充分と考えています。

工期、金額、仕上どれをとっても、リフォーム的には一番良いのではないでしょうか。

④まとめ

床の表面が剥がれやすい場所は何といっても、窓が床についているもの(掃出し窓)です。

紫外線と湿気で表面が傷みやすいためです。

とはいえ、今回のように部屋の真ん中が剥がれるのはレアケースです。

原因は、、、正直わかりません。

昔の安いフロアで時々ありますが、最近でもあるんだな。と少し勉強になったくらいです。

やっぱり、安いフロアはあまりお勧めできませんね。

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