断熱性能

2022.03.03

HEAT20 G2クラスってどうゆう事?

HEAT20 G2 仕様はどのぐらいの性能なのか?

当社で良く宣伝している”HEAT G2”仕様とは、一体どのような性能なのか解説します。

皆さんご存じかも知れませんが、”HEAT20 G2”仕様とは、断熱性能の事です。

では、何故そのような表現をするのでしょうか?という事を解説していきます。

そもそもHEAT20とは?

まず、HEAT20 G2仕様とは、”HEAT20” という団体が、 ”このぐらいの性能があれば、G2クラスですよ”と言っている性能です。

その”HEAT20”という団体の正式名称は

一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会

Society of Hyper-Enhanced insulation and Advanced Technology houses forthe next 20years

の略称で HEAT20 となります。

一般社団法人なので、基本的に行政機関とは異なります。

ちなみに、一般社団法人となったのは2020年7月ですが、それ以前から存在していました。

公式 http://www.heat20.jp

HEAT20には3段階ある

HEAT20では、断熱性能をG1・G2・G3と3段階に分かれています。

詳しくそれぞれについて書こうと思うと、かなり専門的な話になってしまうため省きますが、(私も、正直理解しきれません。)ザックリかつ個人的見解でいうと

G1…高い断熱性能を有している。(このクラスから高断熱住宅と謳っても問題ないかなと思います。)

G2…かなり高い断熱性のを有している。(当社もこのクラスです。)

G3…もはや冷暖房無しで、年間過ごせるんじゃないか?と思えるくらいのレベル(現物を見たことがないので何とも言えませんが)

という感じです。

参考表

なぜ、HEAT20の指標を用いるのか?

HEAT20の断熱性能を計算するときにも用いる値として

外皮平均熱貫流率 UA値

があります。

これは、室内の熱が室外にこれだげ逃げていきますよ。という値で、小さいほど断熱性能が高くなります。

また、体感等は全く無視して、断熱材やガラスの種類等によって計算されるものです。

つまり、北海道でUA値0.34と、九州でUA値0.46だと、どちらの方が快適に過ごせると思いますか。と聞かれても全くわからないという事になります。

そこで、HEAT20の指標を使うと

北海道→1・2地域(省エネ地域における地域区分) UA値0.34→G1クラス

九州 → 6地域(省エネ地域における地域区分)  UA値0.46→G2クラス

となり、九州でUA値0.46の方が断熱性能は低いが快適に暮らせるという事が解ります。

省エネ地域における地域区分とは、国によって1~8までの地域に気候によって分けられたものです。

まとめ

断熱性能というのは、求めればキリが無く、住んでみなければ快適化どうかもわかりません。

そのため、人によってはそこまでの性能は必要ない、と言います。

しかし、10年前まではサッシの内側がアルミが当たり前で、樹脂までは必要ないとも言われていました。

今では、当たり前の仕様と言っても過言でないものでも、そうなのです。

家は、何十年と建ち続けます。

出来ることなら、長い時間を見据えて断熱性能を上げておいた方が良いのではないでしょうか。

謝罪:今回はかなり個人的な意見を取り入れており、実際の制度の主旨にそぐわない可能性があります。

どうしても気になる方は、もう一度自分でお調べになることをお勧めします。

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