2023.05.11
年収315万円で家を持つ方法
石川県で20代前半の方の平均年収は315万円程度と言われています。
年収315万円で家を持つにはどのようにすればいいでしょうか?
まずは、住宅ローンで借りられる金額を計算してみましょう。
基本的に住宅ローンで借りられる金額は、年収の7倍と言われています。
つまり、
315万円×7倍=2205万円
が借りられる限界となります。
では、2205万円で家を持とうと思うとどのような選択肢になるでしょうか?
まず思い浮かぶのは
・新築の場合
新築をどうしても建てたい!となった場合、基本的に諸経費として120万円はかかります。(”土地の費用”・”土地仲介手数料”・”上下水道引込費用”等を除いた金額)
つまり建物+建物にかけられるお金は、2205万円-120万円=2085万円
正直なところ外構(駐車場等)を含めた建物の金額は、30坪程度で2000万円(税込)程度かかるのが、石川県では一般的です。
(これより安いところは、あまり信用しない方がいいかも…)
結論とすれば、年収315万円の方は、100万円以下の土地を探す、土地を親からもらえる、田舎の方で土地がただ同然で手に入るという、ほぼ不可能な次元で土地を探す必要があります。
はっきり言ってしまえば、現実的ではありません。奥様が仕事を再開して世帯年収がグッと増えるのを待つ方が現実的です。
とは言え、家が必要なのは今ではないでしょうか?
子供が小さく、育つ環境も整えてあげたいと思うのが、親心だと思います。
そこで、提案したいのが
・中古住宅+リノベーションの場合
まず、住宅ローンですが、基本的に借りられる金額は新築と同じ程度になります。
そして諸経費ですが、登記回数が少なかったりするので100万円程度で済みます。
となると、中古物件+リノベーションに使える費用=2205万円-100万円=2105万円
そして、リノベーションの金額ですが、坪28.8万円(税込)(当社の場合)でフルリノベーションが出来るので
リノベーションに使う費用:35坪程度の家ならば、35坪×28.8万円=1008万円
中古物件に回せる費用:2105万円-1008万円=1097万円
となります。
金沢市内だとこの金額で物件を探すのは難しいですが、少し郊外へ行けばすぐに見つかる金額です。
さらにどうしても金沢市内にこだわるのであれば、リノベーションに回す金額を減らして中古物件に回す金額を増やすのもありです。
実際、建ってから10年以下の物件であれば、300万円もかければ充分でしょうし、古くてもとりあえずリビングと水廻りだけ、工事しておくという方も多くいらっしゃいます。
個人的には、世帯年収500万円以下の方には、中古住宅+リノベーションをお勧めしています。