2022.07.07
雨漏の修理 原因特定
※くれぐれも言っておきますが、当社が建てた建築物ではありません!!
5月より依頼を受けていた、とある会社の雨漏の原因がようやくわかりました。
もともと、鉄骨造で、原因がわかりにくいのは理解していましたが、原因はまさかのものでした。
結論から言うと、某警備会社の外壁につけてある照明からでした。
これは、事務所から侵入者がいた時に点灯するランプなのですが、
①ランプ器具が劣化
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②器具と台座の間に隙間ができる
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③隙間から水が入る
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④水が、室内側のセンサーとの間の電線をつたう
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⑤窓上に付けられているセンサーから水が垂れる
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⑥建物の雨漏
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⑦外壁、屋根からの雨漏りと勘違い!
という流れでした。
完全に外壁廻り、窓廻りからの雨漏りと勘違いしていたために、特定までに時間がかかってしまいました。
ただ言い訳になりますが、④の事態はなかなかありません。
通常、内部~外部へ電気の線を通す場合は、水が入らないようにパッキンないしはコーキング等で入らないような構造で施工するのが一般的だからです。
正直なところ、①~③までは起こりうる内容ですし、どんなに頑張って施工しても起こりうる事態だと思います。
しかし、④はちょっとグレーな内容かな?と思います。
ランプを設置する際にコーキングを打っていれば、おそらくこの雨漏りは発生しなかったでしょう。
皆さんも、警備会社のランプをつける際は気を付けてください。
(普通の電気屋さんが取り付けるのならまず問題はないでしょうが、そうでない警備の人間が取り付けるとこうなるのかな?と邪推してしまいます。)